西野こういち ほっとかれへん! 30年後の日本人も幸せで居られる社会を。

大阪維新から5年

2015.05.18

 「収入の範囲で予算を組む」をスローガンに掲げ財政改革。
まず議員の定数や報酬、公務員給与を削減し、府民の理解を得ながら、全事業ゼロベースの見直しと歳出削減に着手。11年間続いた赤字財政を黒字化し、以後7年間続ける。
一方で、私学高校無償化など、次世代への投資も全国に先駆けて行い、さらには、府市のストックを組み換えることで財源を生み出し、モノレールの南進など新たな事業の展開も始めた。都構想反対の理由の中に「現状で満足」の声が多かった。変革の成功が大阪の危機感や閉塞感を減衰させたと考えると、ジレンマだ。
 毎日、勝手連で賛成運動に参加した。
普通の選挙では見かけない一般の方が驚くほど沢山参加されていた。
会見で、橋下さんも「大阪の民主主義は全国一になった」「大阪人程、行政の仕組みに詳しい人はいない」と言っていたが、同感だ。右翼でも左翼でもプロ市民でもない一般市民が至る所で賛成を訴えていた。
こうした民主主義の新たな芽を摘まない為にも、我々賛成派政治家の責任は重い。
一度や二度の挫折で、志を曲げるわけにはいかない。
 5年前、自民党府議団を出て大阪維新の会を結成した頃、都構想は夢の様な目標で、こんなに早く住民投票まで漕ぎ着けるとは思っていなかった。
結果は非常に残念だが、政治課題で出来ないものはないと今回確信した。
史上稀に見る票差は神仕組みのようで、激を飛ばされているようだ。
自主憲法制定、社会保障改革、新大阪都構想も含めて、意を強くした。