西野こういち ほっとかれへん! 30年後の日本人も幸せで居られる社会を。

「沖縄県尖閣諸島の領有権に関する質問主意書」

2014.11.21

日中首脳会談に向けた合意で日本と中国が尖閣諸島を含む東シナ海での緊張状態について「異なる見解を持つ」と認めたことについて、一部では「領土問題の存在を認めたことと同義」と報道されている。報道の通りならば、これまでの日本政府の立場と全く異なり、ゆゆしき問題である。そこで次の事項について質問する。

一、 今回の合意について、尖閣諸島を含む東シナ海での日本政府の立場に変更があったのか、政府の見解を問う。
二、 尖閣諸島をめぐって日本と中国の間に領土問題が存在するのか、政府の見解を問う。
右質問する。

回答
一について
お尋ねの「東シナ海での日本政府の立場」の意味するところが必ずしも明らかではないが、尖閣諸島に関する我が国の立場に変更はない。
二について
尖閣諸島が我が国固有の領土であることは、歴史的にも国際法上も疑いのないところであり、現に我が国はこれを有効に支配している。したがって、尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題はそもそも存在しない。

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日中首脳会談に絡んで様々な報道がなされましたが、「領有権の問題はそもそも存在しない。」と改めて閣議決定をしてもらったことは非常に意味のあることだったと思います。